高齢者の歩行介助には、いくつかのポイントがあります。
歩行者が歩きやすいように私たちは介護職で働いていなくても、ある程度理解しておく必要があります。
歩行は最も大切で運動の1つです。
体の中にある一番大きな筋肉、大殿筋(だいでんきん)を動かすには、歩くことやスクワットなどの筋トレ、ストレッチやヨガを行うのが適しています。
歩行に介助が必要な利用者さんは要介護、または介護認定3と判断されることが多いです。
介護は排泄介助や投薬補助が中心ですが、訪問看護などは介護職と一緒に歩行訓練を行うなど第三者の助けが必要なら、以下のポイントを意識して歩行介助してください。
1つ目は、斜め後ろに立って歩行介助することです。
歩行者の前をふさいでしまうと進行の妨げになり、歩行者さんの歩くペースを乱してしまいます。
そのため、視界に入る範囲で少し後ろを歩くようにすると、高齢者は誰かいることがわかり安心します。
2つ目は、高齢者の歩行のペースを尊重することです。
どんなに遅くても早くても、スピードに合わせることは、高齢者が自由に歩行できるように促すうえで必要です。
3つ目は、階段を上る時には、きき足に体重をかけるようにすることです。
歩行者のきき足はどちらかをあらかじめ把握しておきましょう。
聞き足が右足なら、常に右足を先に上るように一つずつ上っていくとスムーズにできるようになります。
歩くということは高齢者の自立支援のなかでも重要な意味を持ち、介護職にとっても非常に重要な要素を持っています。